第712回 2019.12.06
おもしろい千鳥格子を紹介いたします
千鳥格子は主に建具などに使っていますよね。
通常は縦か横か、どちらかが一直線になっています。
通常の千鳥格子です、縦が勝っています。
今から10年くらい前に、この千鳥格子を見て疑問がわいてきました。
縦・横一つ飛びの千鳥格子はないのだろうかと。
そこで技能五輪全国大会で第一位の職人を育てた建具工場の社長に尋ねてみました。
“縦・横一つ飛びの千鳥格子は、後ろ側を見せることはできなのではないですか?”
“もちろんその通りです、だから障子にしか使えない。”とのことでした。
障子は紙が貼ってあり、つなぎ目が隠せることになります。
それだったら後ろ側も見せられる千鳥格子を作ってみようと決心しました。1年かかりましたが見事完成です。
また勝手に「本千鳥格子」と名前も付けました。
後でわかったのですが、江戸時代の伝説的な職人「左甚五郎」がすでに作り上げていたのです。
偶然にも同じものを作っていたのですね。
どうぞご覧くださいませ。
裏側です
「おもしろい千鳥格子を紹介いたします」を見ている方はこの記事も見ています
-
私は毎朝6時半からのラジオ体操に始まり、約1時間半いろんなことをやっています。 20分間の瞑想・“気”を取り入 ...…
-
たまプラーザ東急百貨店様のイベントに「見せたくなるスピーカー四方蟻継」が採用されました。
今回の催しは、特別なお客様を招待されてのイベントでした。 1月19日から21日までの日程で行われました。 「見 ...…
-
以前の仕事から。 菊名神社の賽銭箱を製作させていただきました。 材料はケヤキ材を使用いたしました。 おそらく今 ...…
-
15年前に週刊日誌の掲載を始めました。 今回の週刊日誌を掲載するにあたり、初回の日誌が非常に気になりました。 ...…
-
去年はお付き合いしていただきありがとうございました。 今年も内容ある報告ができますよう心掛けてまいります。 今 ...…