子供用・優しい収納家具
ひのき無垢材でお子様用のクローゼットを製作しました。
賃貸住宅のため壁固定ができない中でのご相談。
見えない部分で耐震の工夫をしています。
お子様用であるため、クローゼット部分の背面はあえて遊び心として柄のあるクロス貼にしました。
ポールも一般的なステンレス色でなく、ゴールド色に塗装しました。
↓ 収納後。
右側上部はホワイトボードシートの額を作り設置しています。
ここのお子様の予定表を貼ったり、メモ書きができるようにしています。
お子さんの専用家具と伝えているため、自分でだしたものをきちんと片づけして使っているいるそうです。
↓ じつは左側面も収納スペースとなっています。
和室の左奥が床の間になっているため、左端いっぱいまで家具を作れなかったのでこの部分を工夫。
左下はあえてオープンにして掃除機いれとして、そして充電もできるように電源も設置しています。
『製作までのお話』
本来はひのき材を選ばれるお客様ではなかった印象です。
和というようより洋の印象でした。
お部屋が和室である事から、そこにあう素材。
そして本物志向のお客様のため、人工素材にするという選択肢もありませんでした。
お子様が使うので柔らかさを感じる素材であり、そしてひのき材の香りは集中力を高める。
そうした点からひのき材にご興味をいただきました。
お子様が使う点、ちょっとせっかちなご主人様がお子さんの衣類を引出しに入れる時、
家具の角にぶつかっても痛くないよう、引出し角と縁まわりを丸く面取り加工しています。
外周まわりのぶつかる恐れがある所をすべて丸く面取り加工としました。
背面クロスは当初少し薄い色をお選びでしたが、ひのき材と同化してしまいそうな為、
濃い色をお勧めして最終決定となりました。
ステンレスポールはゴールド色にされたいとお客様からのご希望でした。
たくさん服をかけられるお話でしたので、シルバー色でも良いのではと私は思いましたが、
私の予想以上にゴールド色は良かったです。
ゴールド色の方がシルバー色よりも目立たない色であり、木材とあう印象でした。
この和室はリビングと隣りあっているため、来客されるお客様から見える位置にあります。
その時に皆さんすごいと言ってもらえるそうです。
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