第11回 2005.12.12
地獄の訓練 1回目
地獄の訓練1回目
週間日誌1回目に約束いたしました「人生、生きていく事が楽になった」静岡、富士宮での「地獄の訓練」の一部を紹介したいと思います。長くなりますので2回に分けさせていただきます。
訓練を知ったのは、当社のお客様で、女性だけの会社ですが、リフォーム事業をされている女性社長、萩原さんの会社を訪ねたときのことです。訓練を受けたばかりの萩原さんの姿はまさに“後光が”さしているようでした。
私はその姿を見てすぐ訓練を受けることにしました。
訓練期間は約2週間(1年間で行うべき訓練を凝縮した結果の日数との事)
6時起床、7時から体操、朝礼で始まり夜9時までびっしりの訓練です。
訓練内容は、挨拶、大きな声を出す、整理整頓の徹底など社会人として基礎的なことはもちろんのこと、企業で通用する能力を身につけたとき、卒業の資格を与えられるという内容です。
私は会社が毎年暇になる9月1日から受けることにしました。ところがその年(2年前)は結果的に1年で一番忙しい期間になり、従業員たちの反対を押し切って参加することになりました。
訓練初日、参加者は約140名、その中で社長は私一人でした。朝7時の体操が終わり朝礼のとき壇上の先生が“誰か抱負を述べたいもの挙手!”の号令、(実は全員手を上げなければならないのです)。真っ先に私が指名されました。私は心の準備も出来てなく、また人前でしゃべることから逃げていた人物ですから、壇上でしどろもどろしていると小林先生が大きな声で“みなさーん、安心してくださーい、これで社長ですから・・・・”。
朝礼が終わったら会社からの電話、(一大事以外は連絡してはならない決まりになっている)“大手ゼネコンさんの仕事でトラブル発生、くだらない訓練などしてないで早く帰って来いと言っている”との事、私は、“全てお前たちに任せたはず、たとえ会社がつぶれてもしかたがない”と答えたものの、内心、2週間後会社はどうなっているのだろう・・・。
この様な訓練始まりでした。
後半は次回にさせていただきます。