第694回 2019.07.21
取り壊される旧家で使われていた部材で作る家具・建具
5か月くらい前に、古材を使って家具及びドアを作ってほしいとの依頼が、リホーム会社様からありました。
まず引き受けできるかどうか、古材を拝見して判断をしなければなりません。古材を拝見するために、もう使われていない旧家を尋ねました。
その旧家は、昭和初期に建てられた家で、建築に使われている材料及び作りは、非常に高価で繊細な作りで仕上げられていました。
壊されるのはもったいない気がいたしますが、維持されるとなると大変な費用が発生いたします。
弊社でできる事は、思い出の材料が形を変え、今後ご家族を見守っていただけるようにとの思いで家具・建具を製作することです。
快くお引き受けをいたしました。
ただ材料の痛みは激しく、職人さん達は苦労をされた事かと想像いたします。
見事復活いたしました。
ケヤキ材が形を変えての復活です
もともとの材料です
建具の復活です
もともとの材料です
市松オブジェとして復活
もともとの材料
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