第300回 2011.10.03
週間日誌がとうとう300回になりました。
300回目は岸首相邸参観の報告にさせていただきます。
御殿場にある岸首相邸を参観する催しがあり参加してきました。
同行された方々は、岸邸にかかわられたスタッフや建築家の卵、ベテラン建築家などそうそうたるメンバーです。
設計は近代数奇屋建築の祖とされる建築家、吉田五十八氏がされ、水沢工務店が建築をしておられます。
今回は担当された棟梁および、水沢工務店のOBの方々なども参加をされ、建物の説明や当時の苦労話など、生の声なども聞くことができ、非常に有意義な経験をさせていただきました。
OBの方々が話をしておられた会話のなかで、吉田五十八氏からは簡単なスケッチ程度を渡され、それを元に図面を作成しチェックを受け、そして書き直す。
何度もその繰り返しをして完成図面に至るとのことでした。
当時は手書きでしょうから、その苦労は大変なものだったでしょうね。
また、名前は聞き取れませんでしたが、(たぶん有名な方だと思います)工事の依頼が来た時に、“予算のことや工期のことを言わない条件で引き受けさせていただいた・・・。”など、興味ある話をたくさん聞くことができました。
工事に関しては、いたるところに妥協がない技術や情熱を感じ、噂には聞いていましたがさすが水沢工務店の仕事だと感心をいたしました。
良い仕事をするにはやっぱり時間と費用、そして情熱の大事さを感じさせられました。
岸邸 正面
岸邸 裏
岸邸 家計図
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