第336回 2012.06.18
60年前の椅子が蘇りました。
以前からお付き合いしているお客様より椅子リフォームの相談がありました。
椅子を観に伺いますと、そこには座のクッション部分にワラを使った椅子と、
背がアールになった壊れかかった椅子、
その他あまり古くはないがこれもまた壊れかかった椅子計3種類があります。
お客様は一番新しい椅子を直してもらい、他の椅子はどうしたらいいかとの相談です。
私は意見としまして、その新しい椅子はあまり価値もなさそうだったので、処分を進めました。
背がアールになった椅子は今現在購入すると5万円以上はする椅子であり、直す価値はありそうです。
わらを使った、たぶん50年以上は経ったかと思われる椅子に関しましては、
私の気持ちとして復活させてあげたかったのでお願いをして見ました。
そのような経過の元で、2種類計3点の作業に取り掛かりました。
約一ヶ月の歳月はかかりましたが、椅子貼り職人さん、塗装職人さんたちの情熱で見事に復活いたしました。
その職人さんたちに共通だったのが、自分達の全盛期時代の椅子に出会えて、
また手をかけることができて嬉しかったとのことでした。
(残念ながらアール椅子に関してはリフォーム前の写真がありません。)
私の気持ちに職人さんたちが応えてくださり、気持ち良い仕事をさせていただきました。
昨日お客様に届けましたが、皆様は蘇った椅子たちにビックリしておられました。
ワラ椅子
完成写真1
完成写真2
アール椅子
組み直し作業風景
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