第341回 2012.07.23
思い出に残る仕事から
これまでには思い出の残る仕事を数多くさせていただきました。
振り返ってみまして、そのなかから一例を紹介させていただきます。
一度仕事をさせていただいたお客様でしたが、ある日客船の舵の写真を持ってこられました。
聞くところによれば、知人より新築祝いに頂いたとのことでした。
その舵を利用して接客テーブルを造りたいとのことです。
数日考えさせていただき提案したのが、右に回せば高くなり、左に回せば低くなるテーブルでした。
上下させるのは、無垢材を削りだしたネジの機構になった脚にあります。
天板になる舵の上には万が一割れても怪我をしないように、6mm+6mmの合わせガラスを使います。
その為天板の上に物を置いた時の音は、コツンと低い音になります。
非常に気に入っていただき製作に入りました。
ただ、ガラスと舵の重さで100kgにはなるので、ネジになる部分の精度が低かったら天板はがたついて使えません。
かといって精度か高すぎたら梅雨時など湿気が多い時は機能いたしません。
2・3度作り直したら完成するのかと考えていましたが、職人さんの努力があり一回で成功いたしました。
そのような思い出の舵テーブルです。
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