第44回 2006.08.14
うなぎ釣り
この季節になりますと子供の頃の、うなぎ釣りを思い浮かべます。
私の田舎の川、熊本“緑川”、当時はうなぎがたくさんいて、夏休みは毎日のようにうなぎを釣っていました。
うなぎは夜行性ですから漁師は夜釣りをいたしますが、私たち子供は昼間の釣りになります。
仕掛け…
竿は山から父親が取ってきた竹を使い、ナイロン糸とフナ釣り針に重りは小指の先くらいの大きさのものを使った簡単なものでした。
えさ…
外道(目的以外の魚)が食わないために、毒ミミズ(ながさが8~10cm位、非常に元気がいい種類のミミズで、私たちの呼び名でした)を使うか、大物を釣りたいときは、乳ガネ(蟹が脱皮する寸前に体全体がやわらかくなり、また体内がミルク状になるもの、ガネは方言です)を使いました。
漁の成果…
漁師が家に苦情を言いに来ることがしばしばあるくらいで、多いときには10匹くらい釣れました。
毎日自分でうなぎを料理して家族みんなで食べ、数が多くなるとうなぎ料理店に売りに行く、変なガキでした。
また水着のみで一日中釣りをしているわけですから、学校が始まると一人だけ真っ黒く日焼けをして、ぎらぎらと脂ぎった顔の私は非常に目立っていたと思います。
週間日誌の最初の挨拶で、ミミズは私が世の中で苦手なもの4つの中のひとつですから、当然えさ付けおよび釣れたうなぎを針からはずす役目は近所の子供にやらせていました。
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