第45回 2006.08.21
10年間ばれない“からくり家具”づくり
私がからくり家具を作るきっかけになったのは5年くらい前,家具の展示会場にからくり家具が2台置いてあったことからです。
そのからくりを、おのおの5分程度で見破ることに成功致しまた。製作者に“私みたいなものに見破られるような物を作っていてはだめですよ”と言ったのですが,とうとう私が作ることになりました。
考案するにあたり
1.感触で分かってはならない
2.偶然の解決であってはならない
3.解決方法は単純でなければならない
以上を心がけて考案し作ることに致しました。
発表させていただくのは「11月、東京ビッグサイト」での展示会にしようかと思っております。
今回のからくり家具に関し苦心したのは“単純でなければ…”でした。
理論上解決していたのは3年くらい前だったのですが,製作するには細かい部分で解決しなければならない点がいくつかあり、ついつい今日になってしまいました。
設計は週間日誌41回で紹介致しましたT先生(名前を出してもかまわないとの事で、高井建築設計研究所,高井先生)にお願いしまた。貴重なアドバイスなども頂いております。
からくりを取り入れた家具設計(デザイン)、すばらしいものです。
この家具を完璧に作れる職人となりますと、日本中に数人ではないかと思われます。
私の願いは
1.10年間は見破られたくない
2.1,000人の挑戦者を退けたい
を願って、最初に見破った方には賞金を考えております。
天才的な頭脳を持った方が10人目くらいに来たらどうしよう・・・・う~ん・・・・・。
そのような人は10年目、1,000人目以降に来てくださいね。
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