第459回 2014.12.01
今読んでいる本で感動した文章を紹介いたします。
わたくしは素晴らしい内容を送り続けてくれる雑誌「ジャパニスト」を愛読しています。
今回わたくしが忘れかけていたことに気づかせてくれた文章を紹介いたします。
田口佳史様より 「人生計画のすゝめ」
エベレスト登山や南極探検は、出来心では行けません。危険を回避するために緻密な計画が必要です。人生一寸先は闇。なにが起こるかわかりません。だからこそ、人生にも確かな計画が必要なのです。
三十三歳の時、ボブ・コンクリンという米国人の人生計画セミナーを受けました。
その要点は、あたかも実現したかのように計画を立てるというものです。
「三十代で家を持つ」という程度では計画とは言わないと厳しく指摘され、「三十五歳の五月二十日に、東京都世田谷区成城四丁目○○番地に、三十坪の土地に立つ、明るいクリーム色の二階建て洋風の家で、見取り図は・・・」というくらい具体的に書かされました。
当時のわたくしは、新婚で夫婦二人だけでしたが、子供の欄には、その子の性別や生年月日から性格まで書かなければなりませんでした。
つまり「すでに実現したと思え、実現したのだから何でも書けるだろう。」ということだったのです。
二十年後、その時に書いた住所に住むことになり、子供の生年月日も一か月ずれただけという、驚く結果になりました。
さて、わたくしが大学生の時に読んだ本で記憶に残っているのが、クレッチマーの創造心理学でございます。
求めることが大きければ、必ずそのようになるとのことを伝えていた本だったと思います。
私が三十歳前後の頃、その当時はけっこう情熱があったことを思い出しました。
・数十万円の資金で29歳に独立をした私が、2年目だったと思います。広島の箪笥の産地である府中の展示会で、今まで味わったことがない家具の精度の感触に出会いました。
洋服服ダンスの扉を閉めた時の“フウー”と空気が抜けて行く感触。また引出を閉める時の空気が抜けて行く感触。
当時定価で420万円だったと思いましたが、金もないのにいつの間にか買っていました。
・34年前、今後の経営では必ず必要になるだろうと考えてファックスを導入する。
ところがファックスの送り先が一軒もございませんでした。
・33年前、やはり金もないのに、画期的な展開を考えてパソコンを導入する。
その当時銀行の支店長もパソコンの知識がなく、当社の将来を期待して出資も検討されたくらいでした。
ところがスタッフの能力不足で、結果的には活躍することはありませんでした。
その他いろいろチャレンジしたことがございます。
これまで失敗は多くありましたが、それ以上に失敗を恐れず臨んだ結果、学んだことの多さを感じます。
田口様のおかげで、当時の心境を思い出させていただきました。
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