第475回 2015.03.30
日本人として生まれてきてよかった!
先日NHKラジオを聞いていますと、どこの国かは忘れましたが、日本である試みをしたとのことでした。
どのような試みかといいますと、公園のベンチに財布を置いておいた場合、日本人はどのような行動をするかとの試みです。
またその様子は隠し撮りをしていていました。
そうしますと子供連れの親子が現れ、その財布を交番に届けたとのことです。
その模様を地元のテレビで放映したところ、大変な反響があり、再放送まですることになったとのことでした。
日本では驚くことではありませんよね。当たり前だと思っていることが、実は大変礼儀正しいことだと改めて気づかされました。
そのようなことは江戸時代の家庭教育が、まだかすかに根付いているからではないでしょうか
興味深いエピソードを紹介いたします。雑誌「ジャパニスト」編集長・高久多美男様と一般社団法人日本家庭教育協会理事長・田口佳史様との対談より抜粋。
明治初期、アメリカ人の動物学者エドワード・モースが滞在していた旅館に財布と懐中時計を預け、しばらく遠出をしようとしたそうですが、 旅館の女中は預かった財布と懐中時計をお盆に載せて部屋のなかの畳の上に置いただけでした。
部屋は襖で仕切られているにすぎず、不審に思ったモースが質しても、「ここに置いておけば安心です」の一点張り。
モースの旅行中にその部屋を使う客は何人もいるわけですし、使用人も終始出入りする。
旅館の人の話を信用しなかったモースですが、ひとまず試してみようと思い、一週間の旅に出て戻ったのですが、その時の様子を『日本その日その日』にこう書いています。
・・・帰ってみると時計はいうに及ばず、小銭の一セントに至るまで、私がそれらを残していった時とまったく同様に、ふたのない盆の上に載っていた・・・
モースのそのときの驚きが目に見えるようです。
これと同じような、外国人による日本体験談は数多くありますが、江戸時代はこれほど正直者ばかりだったのでしょう。
さて私が幼いころ母親から、「お天道様が見ているからね!」とよく言われたことを思い出します。
人が見ていなくても、悪いことはしない、良いことをしなさいの教えでしょう。
教育改革の大きなうねりが、政治から始まったようです。
田口佳史様他方々の思いが、人格教養教育推進のための議員連盟として発足したようです。
最高顧問には阿部晋三首相と野田佳彦前首相が、会長には下村大臣、会長代行には田村憲久厚労大臣が就任されました。
与野党の壁を乗り越えて、日本の教育を根底から変えるべく胎動がうねり始めたようでうれしく思います。
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