週刊日誌(スタッフブログ)
第240回 2010.07.20
35年ぶりに扇風機を買いました。
最近の猛暑はすごいですね。
幼い頃体験しました熊本での暑さとほぼ同じか、あるいはそれ以上かもしれませんね。
最近は寝苦しいので、1時間のタイマーをセットして、エアコンをつけて寝ていましたが、一晩に3・4回セットをしなおします。
そこで昔を思い出して、扇風機を買ってきました。
私の年齢の方ですと、二十歳代では皆さんエアコンなどはあまりもっていなかったように思います。
ほとんどが、うちわか扇風機で暑さをしのいでいたはずです。
そこで昔の経験を生かし、扇風機で涼をとるように致しました。
どのようにしたか説明いたします。
まずは間取りからです。
私の寝室は、ベットを中心に説明いたしますと、頭側に掃きだし窓があり、仰向けに寝て、左・足元側が高窓です。
また、高窓の下にはサイドボードが置いてあります。
そのような間取りです。(お分かりになりますでしょうか?)
そこで
高窓の右側を、扇風機の大きさ程度、40cmくらい空け、そのまえに扇風機を置きます。(サイドボードの上)
それから、掃きだし窓に向かって左側(高窓から遠い方)の窓を半分くらい開けます。
そのような状態にしてから、扇風機の風は外に向かってスイッチONです。
そうしますと、暑い室内の空気は外に出て行きます。空気が出て行くということは扇風機回りの空気は真空状態になることですから、当然外の冷たい空気が掃きだし窓の方から入ってまいります。
その空気の流れの真ん中にベットがあるわけですから、それはもう爽快な一夜でした。
もちろんエアコンはまったく必要は無く、朝方は毛布が必要な状態でした。
皆様もどうぞ試してください。
最近の猛暑はすごいですね。 幼い頃体験しました熊本での暑さとほぼ同じか、あるいはそれ以上かもしれませんね。 最近は寝苦しいので、1時間のタイマーをセットして、エアコンをつけて寝ていましたが、一晩に3・4回セットをしなおします。 そこで昔を思い出して、扇風機を買ってきました。 私の年齢の方ですと、二十歳代では皆さんエアコンなどはあまりもっていなかったように思います。 ほとんどが、うちわか扇風機で暑さをしのいでいたはずです。 そこで昔の経験を生かし、扇風機で涼をとるように致しました。 どのようにしたか説明いたします。 まずは間取りからです。 私の寝室は、ベットを中心に説明いたしますと、頭側に掃きだし窓があり、仰向けに寝て、左・足元側が高窓です。 また、高窓の下にはサイドボードが置いてあります。 そのような間取りです。(お分かりになりますでしょうか?) そこで 高窓の右側を、扇風機の大きさ程度、40cmくらい空け、そのまえに扇風機を置きます。(サイドボードの上) それから、掃きだし窓に向かって左側(高窓から遠い方)の窓を半分くらい開けます。 そのような状態にしてから、扇風機の風は外に向かってスイッチONです。 そうしますと、暑い室内の空気は外に出て行きます。空気が出て行くということは扇風機回りの空気は真空状態になることですから、当然外の冷たい空気が掃きだし窓の方から入ってまいります。 その空気の流れの真ん中にベットがあるわけですから、それはもう爽快な一夜でした。 もちろんエアコンはまったく必要は無く、朝方は毛布が必要な状態でした。 皆様もどうぞ試してください。
第239回 2010.07.20
参議院選挙が終わりました。
私はあまり政治の勉強をしていませんので、詳しいことは述べられません。
ただ、政治に関してずっともやもやしたところがあったのを、すっきりさせて頂いた文面を紹介いたします。
選挙翌日か翌々日だったかと思いますが、朝日新聞1面「天声人語」の文章でした。
その文章
「政治家は次の時代を考え、政治屋は次の選挙を考える」と言う、首相になって「最小不幸社会」を語った時の菅さんは政治家だった。
だが、支持率のV字回復に目がくらみ、やみくもに選挙を急ぎ出した頃から政治屋に変身したようだ。そのあたり、国民は鈍感ではない。
消費税の引き上げもしかりだろう。提起した責任感と勇気はむしろ買う。だが逆風が吹くとうろたえた。説明はぶれ、言い訳をし、報道がよくないと言いだした・・・・。
このような内容でした。
“こんなことでは戦えない・・・”のような言葉を何度も聞いたことがあります。
“あれ、こんな言葉を発していいのかな・・”など、勉強不足の私にとっては何かしら不思議でした。
その文面を読ませていただき、これまでのもやもやが晴れ、すっきり致しました。
私はあまり政治の勉強をしていませんので、詳しいことは述べられません。 ただ、政治に関してずっともやもやしたところがあったのを、すっきりさせて頂いた文面を紹介いたします。 選挙翌日か翌々日だったかと思いますが、朝日新聞1面「天声人語」の文章でした。 その文章 「政治家は次の時代を考え、政治屋は次の選挙を考える」と言う、首相になって「最小不幸社会」を語った時の菅さんは政治家だった。 だが、支持率のV字回復に目がくらみ、やみくもに選挙を急ぎ出した頃から政治屋に変身したようだ。そのあたり、国民は鈍感ではない。 消費税の引き上げもしかりだろう。提起した責任感と勇気はむしろ買う。だが逆風が吹くとうろたえた。説明はぶれ、言い訳をし、報道がよくないと言いだした・・・・。 このような内容でした。 “こんなことでは戦えない・・・”のような言葉を何度も聞いたことがあります。 “あれ、こんな言葉を発していいのかな・・”など、勉強不足の私にとっては何かしら不思議でした。 その文面を読ませていただき、これまでのもやもやが晴れ、すっきり致しました。
第238回 2010.07.12
異様に見える広告の写真
新聞の1面にたまに載る小さな広告のことでございます。
バスで行く温泉宿の広告のようです。
お母さんをおんぶしている写真が載っています。
以前からその写真を眺めますと何かしら不思議な感じがしていました。
その写真のモデルは、息子に扮した男性は40歳前後と思われます。
息子におんぶされたお母さん役はたぶん、60歳以上のモデルを選ばれていることでしょう。
ところがその写真を見る限り、どのように見ても息子と同じ歳か、もっと若く見えてしまいます。
なぜだろうかと常に考えていました。たぶん、目の輝きではないでしょうか。
何かを見ている目が活きているのです。
目の輝き・・・私も気をつけます。
新聞の1面にたまに載る小さな広告のことでございます。 バスで行く温泉宿の広告のようです。 お母さんをおんぶしている写真が載っています。 以前からその写真を眺めますと何かしら不思議な感じがしていました。 その写真のモデルは、息子に扮した男性は40歳前後と思われます。 息子におんぶされたお母さん役はたぶん、60歳以上のモデルを選ばれていることでしょう。 ところがその写真を見る限り、どのように見ても息子と同じ歳か、もっと若く見えてしまいます。 なぜだろうかと常に考えていました。たぶん、目の輝きではないでしょうか。 何かを見ている目が活きているのです。 目の輝き・・・私も気をつけます。
第237回 2010.07.05
今年のぶどうの出来はすごい!
第236回 2010.06.28
父の日
6月20日が父の日だったようですね。
昨日(27日)朝、ラジオで父との思い出を、リスナーの方たちからの投書で紹介していました。
もう亡くなっていますが、私も親父のことを思いだいました。
年配者の方々にとっては、あまり特別とはならないのかも分かりませんが、私の親父も、越すことができない存在でございます。
親父は熊本の田舎で、今のスーパーマーケットみたいな店を経営していました。
夜明けとともに仕事が始まり、日が暮れて夕食が終わった時が店を閉めるときです。
1年365日、休みは元旦の1日だけでした。
私が幼い頃の記憶では、売り込み及び買出しは自転車でした。
普通の自転車ではなく、頑丈なつくりになっていて、荷乗せ部分は倍くらいの大きさがありました。(運搬車と言っていました。)
重い自転車をこぐのは大変な重労働だったと思います。
ですから親父の脚の太さは、競輪選手の脚と比べてもたぶん劣ることは無かったかと思います。
私はよく、荷乗せ上のカゴの中に入って仕事について行きました。
数年前ですが、実家からレンタカーで確か宮崎に向かった時だと思いますが、見覚えがある場所を通過いたしました。
確か、梨の買い付けに来たと思います。
その場所は実家から自動車で1時間くらいだったと思います。
こんなところにまで仕入れに来ていたのかと感心しました。
優秀な商材があれば、みかん・スイカ・なし・木炭・・・どこにでも出向いて追求する。
また、常に自分に負荷をかけていたのでしょう、目覚めた頃に雨が降っていたときは喜んでいました。
たぶん気兼ねなく身体・精神面での休みが取れたからでしょう。
私は毎朝仏壇に向かい、昨日の感謝を述べるのと、御先祖様との会話をしています。
週間日誌222回でも取り上げましたが、この気持ちを親父に報告しましたところ、気のせいか大きく炎が揺れたように感じました。
6月20日が父の日だったようですね。 昨日(27日)朝、ラジオで父との思い出を、リスナーの方たちからの投書で紹介していました。 もう亡くなっていますが、私も親父のことを思いだいました。 年配者の方々にとっては、あまり特別とはならないのかも分かりませんが、私の親父も、越すことができない存在でございます。 親父は熊本の田舎で、今のスーパーマーケットみたいな店を経営していました。 夜明けとともに仕事が始まり、日が暮れて夕食が終わった時が店を閉めるときです。 1年365日、休みは元旦の1日だけでした。 私が幼い頃の記憶では、売り込み及び買出しは自転車でした。 普通の自転車ではなく、頑丈なつくりになっていて、荷乗せ部分は倍くらいの大きさがありました。(運搬車と言っていました。) 重い自転車をこぐのは大変な重労働だったと思います。 ですから親父の脚の太さは、競輪選手の脚と比べてもたぶん劣ることは無かったかと思います。 私はよく、荷乗せ上のカゴの中に入って仕事について行きました。 数年前ですが、実家からレンタカーで確か宮崎に向かった時だと思いますが、見覚えがある場所を通過いたしました。 確か、梨の買い付けに来たと思います。 その場所は実家から自動車で1時間くらいだったと思います。 こんなところにまで仕入れに来ていたのかと感心しました。 優秀な商材があれば、みかん・スイカ・なし・木炭・・・どこにでも出向いて追求する。 また、常に自分に負荷をかけていたのでしょう、目覚めた頃に雨が降っていたときは喜んでいました。 たぶん気兼ねなく身体・精神面での休みが取れたからでしょう。 私は毎朝仏壇に向かい、昨日の感謝を述べるのと、御先祖様との会話をしています。 週間日誌222回でも取り上げましたが、この気持ちを親父に報告しましたところ、気のせいか大きく炎が揺れたように感じました。
第235回 2010.06.21
理髪店にて。
今現在通っている理髪店に通うようになってから、もう1年半くらいになります。
先日、カットしていただいている最中に、何気なく鏡に映っている時計を眺めていてビックリ致しました。
そうです、時計の文字盤が逆に作られていたのです。(鏡に写った状態で正常に見える)
今まで全然気づきませんでした。
マスターに聞いたところ、やっぱり皆様、カットが終わり現物の時計を見て始めて気づくようです。
先入観とは怖いものですね。
私が「週間日誌45回・からくり家具」などに挑戦した時は、この先入観を無くすことが一番大変でした。
この、先入観を無くす訓練から始めたものです。
今回は普段生活している中で出会った“おもしろ時計”感激いたしました。
マスターが持っておられる写真は、鏡に写った時計です。
もう一方の写真が実際の時計です。
今現在通っている理髪店に通うようになってから、もう1年半くらいになります。 先日、カットしていただいている最中に、何気なく鏡に映っている時計を眺めていてビックリ致しました。 そうです、時計の文字盤が逆に作られていたのです。(鏡に写った状態で正常に見える) 今まで全然気づきませんでした。 マスターに聞いたところ、やっぱり皆様、カットが終わり現物の時計を見て始めて気づくようです。 先入観とは怖いものですね。 私が「週間日誌45回・からくり家具」などに挑戦した時は、この先入観を無くすことが一番大変でした。 この、先入観を無くす訓練から始めたものです。 今回は普段生活している中で出会った“おもしろ時計”感激いたしました。 マスターが持っておられる写真は、鏡に写った時計です。 もう一方の写真が実際の時計です。
第234回 2010.06.14
週間日誌233回に引き続き、今回は千葉さんに登場していただきます。
【その2 着工から完成に至るまで。】
M様のマイホーム設計監理を振り返り寄稿させていただきます。
千葉建築設計事務所 千葉 信一郎
2007年12月11日。
Mさんから「ご無沙汰してます」で始まるメールを頂きました。
そこには順調な生活と再びマイホームを建てるという事、そして全面的に設計を任せたいと書いてありました。知って頼んでいただけると言うことは大変な幸せです。
私の事務所ではほとんどの仕事で以前勤めていた高井建築設計研究所と一緒に取り組んでいます。今回もMさんにご了解を頂き共同で進めることになりました。
施主が設計者を指定すると言うことはご自身の思い描くマイホームのイメージははっきりとしているからだと思います。Mさんには明快なこだわりが有りました
それは徹底した使いやすさです。
計画の段階から動線や通路幅、さらにはその場での人の動き方を細かくシュミレーションします。手持ちの物をどう収納するかもリストで確認します。当然新規に購入される家電も決めていきます。
最近の傾向でもありますが住宅設備機器は非常に詳しくキッチンショールームでの打ち合わせでもショールームスタッフよりも詳しいのではと思うほどでした。
土地の選定からお手伝いさせていただき、設計としての最初のプレゼンを2008年3月1日に行い、その年の11月末に設計を完了するまで13回の打ち合わせを行いました。
実施設計の図面としては意匠、構造、設備で80枚となりました。
大半を高井建築設計研究所の長谷川さんが仕上げました。
施工会社は3社の見積もり合わせとなり狛江の米屋建設が請け負うことになりました。
以前もお願いしたことがあり担当の大久保さんが一生懸命打ち込んでいただけるので今回も安心してお願いできました。
2009年4月26日に契約し早々着工となります。
ここから実際に工事が始まるのです。
現場が始まると定例会議と言って現場で現場監督や各業者の現場代理人、または職人と週に一度の割合で打ち合わせを行います。施主にも月に一度は来て下さいとお願いしていまが実際来られる方は少ないですし来られても少し現場を見たら帰られます。
しかし今回のMさんは違いました。毎週来られ積極的に打ち合わせに参加し終わるまでいらっしゃいます。
遅いときは夜の10時を超え、早くても打ち合わせには5,6時間は掛かります。建築の完成引き渡しが12月19日ですから果たして一体何回来られたのか私にとっても初めての経験でした。
定例打ち合わせのある時Mさんが私に「家具の図面はこれから出てくるんでしょ。これで終わりじゃないですよね。ユウキさんが作ってくれるし楽しみにしてますよ。下駄箱なんかもどっか押したらはんこうが出たりするくらいのことが有るんでしょ。」と言われました。
多少はと思っておりましたが、Mさんに引きずられ結局この後家具図31枚を描くことになりました。
そしてMさんの言うように押したらはんこうが出てくる下駄箱も作りました。
「下駄箱はおっしゃるように押したらはんこうが出てきますよ。」と図面を見せたら、「ボールペンも出てこないと」と言うことでボールペンも出るよう考えました。
いつも施主の思いが私の想像を超える物を作らせ鍛えてくれます。
世の中でもこんなものが有るかどうかは知りませんが珍しいことは間違いないでしょう。
私の設計の中にはこのような珍しい物が多いのですが当然ながら描くよりも作る方が大変です。職人の頭の中をいったん白紙にしてもらいその通り作ってもらいます。
工場での勝手なアレンジはダメです。設計を信じて図面通りを作るのです。
工場では「これは千葉さんの設計だよと朝礼で言うのさ」と言ってました。
細かなところで分からないことが有れば直ぐに電話が来ます。作っている最中は朝から夜遅くまでひっきりなしです。結局私が設計し作る過程でもう一度話し合って作っているのと同じですから失敗はまずありません。
この下駄箱も設計図の不備であるはんこうとボールペンを押し出す装置のメンテナンスの為の機構を工場が考えてくれました。ですから図面と実際とはこの部分が違っています。
私が設計した家具の取付はユウキさんの次男である吉文さんにやってもらっております。
もう10年くらいになるかもしれません。どんなに大変でも文句も言わず一生懸命やってくれます。そして何より上手いのです。
ペンケースのステンレスはシノキ工房の篠木さんが担当しました。
この方とも長いつきあいです。金物はほとんど彼が担当です。
この家具は今回初めて作る珍しい物ですが作って下さる方々は日頃から私の設計を理解して下さる方々ばかり。だから一点ものの特注が成功すると思っております。
今回は下駄箱を取り上げましたがその他にもガラスの小口が光るデスクやトイレの手洗いカウンター、ホームシアターの機器収納、ルンバ(自動掃除機)が納まる飾り棚、アイロン台などもう設計したくないほどの家具のオンパレードです。
また機会があれば写真や図面と共にご紹介したいと思います。
こだわりのMさんのお陰で私の腕も少し上がったかもしれません。ありがとうございました。
【その2 着工から完成に至るまで。】 M様のマイホーム設計監理を振り返り寄稿させていただきます。 千葉建築設計事務所 千葉 信一郎 2007年12月11日。 Mさんから「ご無沙汰してます」で始まるメールを頂きました。 そこには順調な生活と再びマイホームを建てるという事、そして全面的に設計を任せたいと書いてありました。知って頼んでいただけると言うことは大変な幸せです。 私の事務所ではほとんどの仕事で以前勤めていた高井建築設計研究所と一緒に取り組んでいます。今回もMさんにご了解を頂き共同で進めることになりました。 施主が設計者を指定すると言うことはご自身の思い描くマイホームのイメージははっきりとしているからだと思います。Mさんには明快なこだわりが有りました それは徹底した使いやすさです。 計画の段階から動線や通路幅、さらにはその場での人の動き方を細かくシュミレーションします。手持ちの物をどう収納するかもリストで確認します。当然新規に購入される家電も決めていきます。 最近の傾向でもありますが住宅設備機器は非常に詳しくキッチンショールームでの打ち合わせでもショールームスタッフよりも詳しいのではと思うほどでした。 土地の選定からお手伝いさせていただき、設計としての最初のプレゼンを2008年3月1日に行い、その年の11月末に設計を完了するまで13回の打ち合わせを行いました。 実施設計の図面としては意匠、構造、設備で80枚となりました。 大半を高井建築設計研究所の長谷川さんが仕上げました。 施工会社は3社の見積もり合わせとなり狛江の米屋建設が請け負うことになりました。 以前もお願いしたことがあり担当の大久保さんが一生懸命打ち込んでいただけるので今回も安心してお願いできました。 2009年4月26日に契約し早々着工となります。 ここから実際に工事が始まるのです。 現場が始まると定例会議と言って現場で現場監督や各業者の現場代理人、または職人と週に一度の割合で打ち合わせを行います。施主にも月に一度は来て下さいとお願いしていまが実際来られる方は少ないですし来られても少し現場を見たら帰られます。 しかし今回のMさんは違いました。毎週来られ積極的に打ち合わせに参加し終わるまでいらっしゃいます。 遅いときは夜の10時を超え、早くても打ち合わせには5,6時間は掛かります。建築の完成引き渡しが12月19日ですから果たして一体何回来られたのか私にとっても初めての経験でした。 定例打ち合わせのある時Mさんが私に「家具の図面はこれから出てくるんでしょ。これで終わりじゃないですよね。ユウキさんが作ってくれるし楽しみにしてますよ。下駄箱なんかもどっか押したらはんこうが出たりするくらいのことが有るんでしょ。」と言われました。 多少はと思っておりましたが、Mさんに引きずられ結局この後家具図31枚を描くことになりました。 そしてMさんの言うように押したらはんこうが出てくる下駄箱も作りました。 「下駄箱はおっしゃるように押したらはんこうが出てきますよ。」と図面を見せたら、「ボールペンも出てこないと」と言うことでボールペンも出るよう考えました。 いつも施主の思いが私の想像を超える物を作らせ鍛えてくれます。 世の中でもこんなものが有るかどうかは知りませんが珍しいことは間違いないでしょう。 私の設計の中にはこのような珍しい物が多いのですが当然ながら描くよりも作る方が大変です。職人の頭の中をいったん白紙にしてもらいその通り作ってもらいます。 工場での勝手なアレンジはダメです。設計を信じて図面通りを作るのです。 工場では「これは千葉さんの設計だよと朝礼で言うのさ」と言ってました。 細かなところで分からないことが有れば直ぐに電話が来ます。作っている最中は朝から夜遅くまでひっきりなしです。結局私が設計し作る過程でもう一度話し合って作っているのと同じですから失敗はまずありません。 この下駄箱も設計図の不備であるはんこうとボールペンを押し出す装置のメンテナンスの為の機構を工場が考えてくれました。ですから図面と実際とはこの部分が違っています。 私が設計した家具の取付はユウキさんの次男である吉文さんにやってもらっております。 もう10年くらいになるかもしれません。どんなに大変でも文句も言わず一生懸命やってくれます。そして何より上手いのです。 ペンケースのステンレスはシノキ工房の篠木さんが担当しました。 この方とも長いつきあいです。金物はほとんど彼が担当です。 この家具は今回初めて作る珍しい物ですが作って下さる方々は日頃から私の設計を理解して下さる方々ばかり。だから一点ものの特注が成功すると思っております。 今回は下駄箱を取り上げましたがその他にもガラスの小口が光るデスクやトイレの手洗いカウンター、ホームシアターの機器収納、ルンバ(自動掃除機)が納まる飾り棚、アイロン台などもう設計したくないほどの家具のオンパレードです。 また機会があれば写真や図面と共にご紹介したいと思います。 こだわりのMさんのお陰で私の腕も少し上がったかもしれません。ありがとうございました。
第233回 2010.06.07
M様の心遣いが行き渡った新築祝いに招待されました【その1】
内容が豊富なため2回に分けて紹介させていただきます。
【その1】出会いから着工に至るまで。
M様とは不思議なご縁でした。出会いは3年位前になるかと思いますが、当社のホームページをご覧になられてお越しになられました。
御新居新築の計画中で、M様は非常にこだわりを持っておられる方でした。
家具の計画に関して当社では、千葉建築設計事務所代表の千葉さんにプランのお願いをすることに致しました。
またこの計画には、建築全体の設計者・茶室専門の設計者・庭の設計者・ホームシアターの設計者などなど、当社を入れて7人の設計者さんがかかわることになりました。
建築確認も下り、建築の契約も済まされ、当社の家具プランは100%完成し、図面枚数は42枚にものぼりました。順調に進行している状態でその年が終わりました。(・・と私は思っていたのですが)
ところが当初計画は、正月休み明け早々のメールを見てビックリすることになりました。
“アクシデントがあったため、大変な労力と時間をかけたが中止をする。”とのことです。
(千葉さんには、年末喫茶店にて計画中止の話があったそうです。)
また、年明け早々の結婚式も中止するとのことでした。
そのような経緯でこの計画は終了になったのです。
ただ、その年の7月頃だったと思いますが、M様のことが気になり連絡をとってみることに致しました。
そうしましたら、近く結婚式をされるとの事です。
何かの励ましになるかと思い、お二人を食事にご招待することに致しました。
高い能力を持っておられるM様ですから、早く立ち直っていただきたいとの思いからでした。
ところが翌年、再度別の場所で家を建てるとの連絡が入りました。
こんなにまで早い回復にビックリ致しました。
それも今度は、全ての設計を千葉さんに頼むとのことです。
このようにして再度の御新築計画が復活することになりました。
千葉さんの情熱と能力を判断されてM様は指名されたことでしょう。
次回の週間日誌は、当社の作品の多くを手伝っていただいてもおります千葉さんに登場していただきます。
こだわりのM様との完成までのエピソードなどを語っていただけたらと思います。
M様の新築祝いの様子です。
にじり口からの千葉さんの入場です
マジシャンの手伝いをしておられるM様です
にじり口から茶室を見た映像です
庭から茶室を見た映像です
すし職人も手配しておられました
内容が豊富なため2回に分けて紹介させていただきます。 【その1】出会いから着工に至るまで。 M様とは不思議なご縁でした。出会いは3年位前になるかと思いますが、当社のホームページをご覧になられてお越しになられました。 御新居新築の計画中で、M様は非常にこだわりを持っておられる方でした。 家具の計画に関して当社では、千葉建築設計事務所代表の千葉さんにプランのお願いをすることに致しました。 またこの計画には、建築全体の設計者・茶室専門の設計者・庭の設計者・ホームシアターの設計者などなど、当社を入れて7人の設計者さんがかかわることになりました。 建築確認も下り、建築の契約も済まされ、当社の家具プランは100%完成し、図面枚数は42枚にものぼりました。順調に進行している状態でその年が終わりました。(・・と私は思っていたのですが) ところが当初計画は、正月休み明け早々のメールを見てビックリすることになりました。 “アクシデントがあったため、大変な労力と時間をかけたが中止をする。”とのことです。 (千葉さんには、年末喫茶店にて計画中止の話があったそうです。) また、年明け早々の結婚式も中止するとのことでした。 そのような経緯でこの計画は終了になったのです。 ただ、その年の7月頃だったと思いますが、M様のことが気になり連絡をとってみることに致しました。 そうしましたら、近く結婚式をされるとの事です。 何かの励ましになるかと思い、お二人を食事にご招待することに致しました。 高い能力を持っておられるM様ですから、早く立ち直っていただきたいとの思いからでした。 ところが翌年、再度別の場所で家を建てるとの連絡が入りました。 こんなにまで早い回復にビックリ致しました。 それも今度は、全ての設計を千葉さんに頼むとのことです。 このようにして再度の御新築計画が復活することになりました。 千葉さんの情熱と能力を判断されてM様は指名されたことでしょう。 次回の週間日誌は、当社の作品の多くを手伝っていただいてもおります千葉さんに登場していただきます。 こだわりのM様との完成までのエピソードなどを語っていただけたらと思います。 M様の新築祝いの様子です。 にじり口からの千葉さんの入場です マジシャンの手伝いをしておられるM様です にじり口から茶室を見た映像です 庭から茶室を見た映像です すし職人も手配しておられました
第232回 2010.05.31
やっと体が柔らかくなってきました。
体の硬さに関しては、何度かこの日誌で紹介した事があります。
よく先輩たちから、“体は60歳過ぎたら一遍にガタが来るよ!”と言われていました。
他人事にしか思っていなかったことが、去年現実のものになりました。
1.朝起き上がる時に体を横にしながら起き上がる。
2.仰向けに寝る時も体を横にしながら体を倒す。
3.立ったままパンツがはけなくなる。
4.トイレで用を足した後苦労する。
5.男としての本能にもかげりが現れる。
等など・・・。
マッサージに通ったり、ジムで柔軟体操をしたり、色々試してきました。
1.朝6時30分より太極拳の体操。(週に1・2回、最低気温マイナス4度の時もありました)
2.上記以外は、6時30分よりNHKのラジオ体操第一・第二、その後柔軟体操。
これは毎日の日課です。
それでもなかなか柔らかくなりません。
マッサージの先生からは“よろいを着ているみたいですね”と言われていました。
ところがとうとうやりました。
マッサージの先生がビックリしていました。約1年間も柔らかくならなかった体が柔らかくなったからです。
大きく深呼吸をすると、肺の隅々まで空気が吸い込まれていくのが分かります。
どのようにしたかと申しますと、柔軟体操のほかに、頭及び上半身の荷重を支えている背骨回りを中心に、筋力を鍛えたことです。
おかげで上記5項目のうち、1項目以外は全て解決することに成功いたしました。
やっと現役で通用する体になりました。
体の硬さに関しては、何度かこの日誌で紹介した事があります。 よく先輩たちから、“体は60歳過ぎたら一遍にガタが来るよ!”と言われていました。 他人事にしか思っていなかったことが、去年現実のものになりました。 1.朝起き上がる時に体を横にしながら起き上がる。 2.仰向けに寝る時も体を横にしながら体を倒す。 3.立ったままパンツがはけなくなる。 4.トイレで用を足した後苦労する。 5.男としての本能にもかげりが現れる。 等など・・・。 マッサージに通ったり、ジムで柔軟体操をしたり、色々試してきました。 1.朝6時30分より太極拳の体操。(週に1・2回、最低気温マイナス4度の時もありました) 2.上記以外は、6時30分よりNHKのラジオ体操第一・第二、その後柔軟体操。 これは毎日の日課です。 それでもなかなか柔らかくなりません。 マッサージの先生からは“よろいを着ているみたいですね”と言われていました。 ところがとうとうやりました。 マッサージの先生がビックリしていました。約1年間も柔らかくならなかった体が柔らかくなったからです。 大きく深呼吸をすると、肺の隅々まで空気が吸い込まれていくのが分かります。 どのようにしたかと申しますと、柔軟体操のほかに、頭及び上半身の荷重を支えている背骨回りを中心に、筋力を鍛えたことです。 おかげで上記5項目のうち、1項目以外は全て解決することに成功いたしました。 やっと現役で通用する体になりました。
第231回 2010.05.24
先日は仙台に出張してきました。
このほど、企画が始まってから1年半になりますが、新商品を発表する運びになりました。
かわいがっていたペットが亡くなり、遺骨をお納め供養する“御供養ハウス(ペット仏壇)”でございます。
仙台に行ったのは、以前からお付き合いがありまして、ペット関係の商いをしておられる(株)猫屋敷様との打合せのためでした。
非常にお人柄の良さを以前から感じていまして、今回の企画ではぜひ一緒に仕事が出来れば良いなと思ったからです。
当社では猫屋敷様の商品の中の、下記写真“猫ハウス(無垢の家)”を作らせて頂いております。(猫屋敷様ホームページでは、猫屋敷オリジナルをクイックすれば見ることが出来ます。)
今後は今回企画の商品を取り入れていただき、お互いに販売していくことになるかと思います。
猫屋敷様を御紹介致しますので、ぜひ素晴らしいホームページを覗いてください。
http://cs.nekoyashiki.jp/
今回お伺いしまして、モデルの猫ちゃんにも会ってまいりました。
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このほど、企画が始まってから1年半になりますが、新商品を発表する運びになりました。 かわいがっていたペットが亡くなり、遺骨をお納め供養する“御供養ハウス(ペット仏壇)”でございます。 仙台に行ったのは、以前からお付き合いがありまして、ペット関係の商いをしておられる(株)猫屋敷様との打合せのためでした。 非常にお人柄の良さを以前から感じていまして、今回の企画ではぜひ一緒に仕事が出来れば良いなと思ったからです。 当社では猫屋敷様の商品の中の、下記写真“猫ハウス(無垢の家)”を作らせて頂いております。(猫屋敷様ホームページでは、猫屋敷オリジナルをクイックすれば見ることが出来ます。) 今後は今回企画の商品を取り入れていただき、お互いに販売していくことになるかと思います。 猫屋敷様を御紹介致しますので、ぜひ素晴らしいホームページを覗いてください。 http://cs.nekoyashiki.jp/ 今回お伺いしまして、モデルの猫ちゃんにも会ってまいりました。
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